
太陽光蒸発から、水をつくるシステムへ
HelioVap は、太陽光蒸発の技術を、分散型の造水に向けたモジュール式の淡水化システムへと展開しています。

現在の試作機はエンジニアリング検証のためのプラットフォームであり、完成した商用製品ではありません。導入実績値、保守間隔、供給水コストはまだ確定していません。
現在の技術的重点
- 01
長時間運転の安定性
単発の測定ではなく、長時間の連続運転を通じて性能を保つこと。
- 02
塩の管理
長時間運転中に活性面で結晶が生じるのを防ぐこと。
- 03
凝縮効率
蒸発した量と液体として回収できた量の差を縮めること。
- 04
屋外検証
実際の日射、風、周囲条件のもとで試験すること。
- 05
モジュール化
実験室試料から再現可能な蒸発モジュールへ移行すること。
システム構成
五つの部分、ひとつの筐体。
製品構成は五つの部分を統合しています。各部はあえて単純にしてあります。機構をひとつ足せば、無人で動き続けねばならない機構がひとつ増えるからです。
- 01
太陽光蒸発部
太陽光を局所的な熱に変え、水の蒸発を駆動します。
- 02
給水
海水または塩水を蒸発界面へ継続的に送ります。
- 03
塩の管理
淡水化の過程で生じる塩の蓄積を管理し、安定した運転を支えます。
- 04
凝縮
水蒸気が凝縮するための、温度の低い面を設けます。
- 05
淡水の回収
凝縮した水を集め、後段の利用に回します。
分散型の造水のための設計
オフグリッド
主に太陽光で動作するよう設計し、外部の電力インフラへの依存を減らします。
モジュール式
システムの能力は、必要とされる水量に合わせて調整できます。
インフラ要求が少ない
従来の水と電力のインフラが限られている、あるいは存在しない場所に向けて設計しています。
拡張できる
モジュール式の構成により、小規模で分散したユニットから、より大きな分散システムへと展開できます。
製品と呼ぶ前に成立していなければならないこと
- 01
公表する気になれる回収効率。モデルではなく実機で測ったもの。
- 02
数日ではなく数か月の連続塩水曝露で特性評価した塩の挙動。
- 03
実際の現場で季節をまたいで測った屋外性能。環境由来の寄与を分離したもの。
- 04
現地が今払っている水の値段と比べて筋の通る 1 リットルあたりの費用。目標値ではなく実測産出量から計算したもの。